錦織圭選手や大阪なおみ選手などの活躍でテニスの試合をよく見るようなりましたね。

TV等で見ていると以外にルールが分からなかったりします。

後何ポイントで終わるのか?ピンチなのはどっちなのか。

チャンスなのはどっちなのか。

1試合どのぐらいかかるのか?などについて解説していきます。

tennis

テニス試合進行の全体像

試合の進行をポイントの観点から説明します。

1つの試合を「マッチ」と呼び、その次の単位を「ゲーム」と呼びます、それより小さい単位を「セット」と呼び、さらに小さい単位を「ポイント」と呼びます。

試合はポイントを積み重ねて勝利を狙います。

まず、4ポイント先取で1「ゲーム」が取得できます。

ただ、3対3になった場合はどちらからが2点差をつけることで1ゲームを取得できます。

そして同じように先に2ゲーム以上の差をつけて6ゲーム先取することで1「セット」を取得できます。

※ここで6対6になった場合はタイブレークというルールで次のセットを戦います。

タイブレークに突入すると次のゲームを12ポイント制でスタートし、

「2ポイント差をつけて7ポイントを先取」するか、

「6ポイント同士になってから2ポイント連続で先取」したプレイヤーを

そのゲーム(及びセット)の勝者とするというルールです。

そして先に2セットを選手することで1「マッチ」。つまりは勝利を得ることができます。

ただ、テニスの4大大会であるグランドスラムやシングルスやデスマッチでは

3セットの選手で試合が決まります。

テニスの得点の数え方

テニスは独特な点数の数え方をします。

0点:ラブ

1点:フィフティーン(15)

2点:サーティー(30)

3点:フォーティー(40)で、

4点:(本来60なのですが)勝敗が決まったのでゲームと呼びます。

なぜこの様な得点の形式になったのかは諸説ありますが、テニスは1試合が3時間を超えることも少なくないので得点をつける人のミスもしにくいように時計を使ってカウントする舌からではないかと言われています。

また、ゲームごとにそれぞれの得点を宣言します。

先に宣言するのが攻撃側(サーブ側)で後に宣言するのが受け手側になります。

例えばフィフティーン・ラブと宣言されれば、攻撃側(サーブ側)が1点に対してサーブを受ける側が0点となります。

テニスの試合で審判がいない場合もある?

友達同士で行う試合や一部の試合では審判が存在せず、プレーヤーがジャッジを行う「セルフジャッジ」と呼ばれる試合を行う事もあります。

審判がいないので自分でそれぞれを判断して相手にわかるようにしっかりとすばやく宣言しましょう。

またインなのか、アウトなのかわからない時はインと宣言しましょう。

テニスゲームの種類

tennis

テニスは主に1対1で行うシングルス(男子シングルス。女子シングルス)

2対2で行うダブルス(男子ダブルス、女子ダブルス)の2種類があります。

また、車いすテニスもあります。

実際のゲームの流れ

では実際はどのようにゲームが進んでいくのかを見ていきましょう。

この流れを理解していれば今何が起きているのかがわかります。

①コインを投げて(もしくはラケットを回転し)、選択権を得たプレイヤーが、サーブ、レシーブ、コートのいずれかを選択し、相手が残りを選択する。

②ゲームが開始されます。

③1ゲーム終了後、サーブ権を交代する。

④奇数ゲーム(1、3、5ゲーム・・)終了後、コートチェンジと休憩(90秒)を行なう。

⑤②~④を繰り返し、どちらか先に2ゲーム差を付けて6ゲーム取れば1セット終了し2分の休憩。

ただしもしゲームカウントが6-6となったら、前述注のタイブレークを行う。

⑥②~④を繰り返し、先に2セット(もしくは3セット)取った選手が勝利者になります。

これだけ知って頂ければ、テニスの試合を十分楽しんで頂けると思います。

グランドスラムとは

国際テニス連盟が定めたテニスの最高峰である大会をグランドスラム(グランドとは偉大な、スラムは打ち勝つという意味です)と呼び、1年に4つの大会を呼びます。

年によって日程が異なりますがおおよそ以下のスケジュールで行われています。

全豪オープン 1月~2月頃 (オーストラリアで開催)

全仏オープン 5月~6月頃 (フランスで開催)

ウィンブルドン 6月~7月頃 (イギリスで開催)

全米オープン 8月~9月頃 (アメリカで開催)

グランドスラムは男女共催で行われるのが特徴です。

また、グランドスラムで有料するのを「グランドスラムで勝つ」という言い方をし、「グランドスラムを達成する」と呼ぶのは4大大会をすべて優勝する事を意味します。

テニスボールの規格

tennis ball

テニスボールには大きさや重さ、その表面の素材や色についての規格が存在します。

・ボール表面は均一に平らで滑らかな繊維製のカバーで包まれていなければなりません。

・白色または黄色でなければなりません。

・継ぎ目がある場合は、縫い目のないものでなければなりません。

・ボールは直径が6.54~6.86cm、重さは56.0~59.4gでなければなりません。

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