子供がサッカーをやってみたいと言われた。

過去のサッカー経験から近所の子供たちにサッカーを教えて欲しいと言われた。

と言った状況になった場合、何から練習すればいいのか?どうやって上達を促していけばいいのか?について解説をしていきます。ここでは特に

・サッカーとその育成について

・まずは一人でできるリフティングから

について解説をしていきます。

サッカーとその育成

少年サッカーなどの入門時はとにかくボールに触れることやサッカーを楽しむことが重要ですが、基礎練習は「基礎」の練習としてしっかりと行っていくことが大切です。

サッカーを自由により楽しむにはボールをコントロールする楽しみ(止める、蹴る、運ぶ等)をより味わうには基礎の反復練習がなにより大切です。

また通常の生活では足でコントロールをする機会は少ないため、生活の中に基礎練習を含めにくく、比較的難しいスポーツだといわれています。

スポーツ医学的には技術の習得、アジリティ、コーディネーション能力などの成長を指す神経系の発達は12歳まででほぼ100%に達するとされています。

つまりこの育成年代のうちに基本技術を取得することが望ましいとされています。

サッカー基礎練習はリフティングから

soccer

まず最初に行うのに最適なのはリフティングが最適です。サッカーはチームスポーツですが、相手にボールを渡すにもまずボールのコントロールの精度がある程度必要なためです。

リフティングを行うとボールが今どこにあって、その位置に足を連動させ自分の思った場所に蹴り出す。

それに連動する神経系統を鍛えることができます。

つまりボールコントロール能力やトラップを行う能力の向上が見込めます。

さらにリフティングは、常に正しい姿勢が求められるため体幹強化とボディーバランスの強化にもつながります。

体幹とボディーバランスが鍛えられれば、サッカーの試合中での激しい当たりにも倒れることが少なくなるというメリットがあります。

リフティングの練習はなぜするの?

ではリフティングはなぜ必要なのか?について解説を行います。

リフティングは基本的にはやればやるほど上手くなっていきます。

またどのぐらいできれば終了という事は無く、また今日のコンディションをみる指標にもできます。

逆にやらなくなると徐々に出来なくなっていきますので、今よりさらなるボールコントロールの向上を目指すにはリフティングは欠かせません。

リフティングの練習方法

全くボールを触っていないと2~3回も蹴り続けられない方がほとんどです。

そのため最初は手で持ったボールを落とし、それを利き足で1回蹴って、手で取る。

これを最初の目標としては10回連続ミスせず成功できれば1セット。というように目標を決めて行いましょう。

慣れてきたら、今度は利き足と逆の足で同じように数セット行い、利き足と同じぐらいの精度を目指しましょう。

蹴る場所は足の先と足の甲の間ぐらいを目指して、手元に戻ってくるように蹴りましょう。

10回連続ミスなく行えない場合は手から落とす時に一度地面にバウンドしたものを蹴ってもいいです。

ここで考えることは、「足のどの場所で蹴るとボールがどちらに行くのか」「足がどの位置にある時にボールに当たると手元に返ってくるのか?」を意識して、「この場合はこうなるのか。」といった自分の間隔とその結果がどのような関係になるかをイメージしましょう。

後はそのイメージ通りにボールをコントロールするにはどのぐらいの力でどのぐらいの角度で・・・など自分の体の動かし方を調整し、思った位置にボールが飛ぶように調整しましょう。

さらに慣れてくればボールを蹴る場所を膝上にしたり、頭を使ったりと徐々に難しいことにもチャレンジしていくほどにボールのコントロールが上手になっていきます。

リフティングは全くできないうちは練習が必要ですが、入門レベルであれば両足を使って連続で20回以上リフティングができるようになっていればおおよそ問題はありません。

ですが、徐々に上手くなっていくうちにどんどん難しいリフティングにチャレンジしたがる人も出てくると思います、そうなっていくと遊びの中で技術の向上が行われるので

指導を行う側としてはその流れは止めないでください。

基本的に基礎練習は大切ですが同じことを繰り返すので子供等は飽きてしまったり身の入ってない練習を行う事があります。

そのため遊びの行為が基礎練習と同じ効果が得られることを行っている倍は本人にとってみのある行為です。

その場合はどんどん遊んでもらい基礎レベルの向上を目指してください。

サッカーの練習はボール一つあればどこでもできます。

試合をやろうとした場合はサッカーコートの広さが必要ですが

リフティングであれば広くても車1台分あれば十分な広さが確保できます。

一人で、好きなタイミングで好きなだけ出来る練習法です。

ボールのコントロールを覚えたら次はトラップ、パス、ドリブル、シュートと徐々にレベルを上げてより高いレベルのサッカーを楽しみましょう。

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